オーストラリアの自然火災が深刻な問題になっている。
火事で山や木が燃えているだけでなく、人体の健康にも被害(呼吸器系)を及ぼすからだ。
実際火事で多数の死者が出たり、村が焼失したりしている。
そもそもこの自然火災はなぜ起こるのか原因は?
その理由について解説する
オーストラリアの火事はなぜ起こる?
【なぜ火事が起きるのか 概要】
- 気候・火事になりやすい環境
- 火災積乱雲
- ユーカリ
- 人為的
気候や火事になりやすい環境・そしてユーカリ・人為的の3つがオーストラリア家事の原因だ。
まず原因①気候・火事になりやすい環境
オーストラリアは元々乾燥している。さらに気温は1年間を通して30度超えだ(2020年1月4日には69度と信じられない気温を観測)
さらに2019年は観測史上最も暑く、そして最も乾燥した年だった。記録的な干ばつ・さらに記録的な高温少雨。
暑い、乾燥、記録的に雨が少ない……と火事が起こりやすい環境を作りだされていた。
そこに火の粉が起こるとたちまちに燃え上がってしまうのだ。
そもそも火の粉がなぜ起きるのかというと、自然的に発生する火の粉と人為的な火の粉の2つの理由がある。
◆「自然発生する火の粉」
落雷・倒木による摩擦・捨てられたガラス瓶のかけらが太陽光を集めるなどして、自然的に火の粉が起こってしまう。
◆「人為的な火の粉」
バーベキュー・いたずら・キャンプなど人為的なことが原因で起こる火の粉。
自然的に起こる火の粉の方がほとんどだが人為的な理由もある。
放火の疑いで19歳が逮捕されている。6週間にわたり7回も放火していたという。
たかが火の粉と思うかもしれないがオーストラリアでは火事になりやすい環境が整っており、強風が吹いたりするだけでも火の粉が火災になるのだ
原因②火災が火災積乱雲を作ってしまう
なんと大規模火災がさらに火災の原因を作っている。
- 火災が起こり高温の煙を生み出す
- 上昇気流発生
- 火災の煙が雲を作る
オーストラリア気象局いわくに「火災の煙を熱源とする大気の滞留によって作られる積雲のことを火災積雲というが、オーストラリアの森林火災ではその火災積雲が大きく成長し、火災積雲雲が発生ている」とのこと。
上の画像を見ていただきたい。
森林火災によって成長した火災積乱雲は雨を降らせて火災消化をすることもあるが……強風で火災の範囲を広げたり、雷で新たな火災を起こすこともある。恵みの雲であり、災の雲でもある。いや範囲を広げることから災いの雲であろう
オーストラリアの火災は、本来なら燃えるはずのない場所にまで広がっている。
原因③ユーカリ
ユーカリといえばコアラが食べる葉っぱ。
実はユーカリは油を含んでいる。この油が熱で自然発火する可能性を秘めている.
またテルペンという引火性物質を放出している。気温が上昇すると放出量が増える。
このユーカリはオーストラリアのいたあるところで生えており、火災の原因の一つになっている。
コメントを残す